学校ブログ

渡瀬小学校人権週間

本校では5月7日(火)~13日(月)、人権についての考えを深め、広めることをねらいに、「渡瀬小学校人権週間」を設定しています。初日の7日には、校長講話で、「ちがいってなんだ」と題して人権についてのお話をしていただきました。

講話では、まず、「ふつう」について考えました。例えば、食について。校長先生は豚肉、牛肉、鶏肉を「ふつう」に食べますが、ザンビアという国に住む校長先生の友達は、豚肉、牛肉、鶏肉に加えて、芋虫も象の肉も「ふつう」に食べます。つまり、校長先生の「ふつう」と友達の「ふつう」は違います。

個人の「ふつう」も違えば、集団の違いもあります 。男と女の「ふつう」、障害のある人とない人の「ふつう」、特定の国や文化 、宗教に属する人たちの「ふつう」等、わたしたちの周りには当たり前のように違いがあります。

校長先生は、「せかいのひとびと」という本を紹介しながら、子どもたちに次のことを考えさせました。「わたしのふつう」と「あなたのふつう」が違うのは当たり前。では、それらの違いを「わたしたちのふつう」にするにはどうしたらよいでしょうか。

子どもたちは、この後、学級に戻って話し合います。この問いに対する正解は無いかもしれません。また、新たな問いが生じるかもしれません。こうして問いを重ねながら、考えを深めていきます。

渡瀬小学校人権週間には、「いじめなし標語づくり」や「よいとこみつけ」、人権作文などにも取り組みます。校長講話を皮切りに、子どもたちの人権についての考えが深まり、広がることを願っております。